1.瓦のズレ、浮き、割れ
一番に見るべきは瓦の異常です。ズレ・浮き・割れがあると風に煽られて瓦が剥がれたり、破片が飛んで周囲に被害を及ぼしたりする可能性があります。
雨漏りのリスクも高まりますので、目視できる範囲でチェックしましょう。
2.漆喰部分
屋根の三角形の上の頂点部分、瓦が半月状に積み重なっている場所を見てください。
瓦を固定する土が雨で崩れないよう漆喰で隙間を埋めているのですが、漆喰が経年劣化で崩れると土が泥状になり、流れてしまうことがあります。
こうなると最悪上に乗っている瓦が落ちてしまう可能性もあるので、白い漆喰部分がボロボロになっていないか、土が見えたり流れたりしていないかチェックしてみましょう。
特に漆喰は瓦と違って寿命が短く、10~15年でメンテナンスが必要な部材なので、長く放置している場合は注意が必要です。
3.雨樋
屋根とは直接関係ありませんが、一緒に雨樋もチェックしておくと安心です。
落ち葉やゴミが詰まって排水がうまくいかなくなっていると屋内に水が侵入してしまうことがあります。
また、風で外れやすい部分でもありますので、取り付け箇所に異常がないか見てみましょう。